糖尿病の方が気になる食事に糖質制限食というものがあるのを
ご存じでしょうか?
春の気配がだいぶ色濃くなってくると、冬の期間中に蓄えた体重の
増加も気になってくるものです。
ダイエットを考えることは、糖尿病を予防するうえでも病期の進行を
抑えるためにも大変有意義だと言えるでしょう。
すでに糖尿病を患っている方や、予備軍の方が気にするべきはやはり、
糖質の摂取量やその調整方法ですよね。
糖質制限食とは、砂糖、みりん、お酒、炭水化物などをはじめとした
いわゆる糖質を出来るだけ抑えて食事をする、という考え方です。
糖質を摂取した場合、糖尿病の方に限らず、血糖値が急激に
上昇します。
この急激な血糖値の上昇と下降が、くせものなのです。
血糖値の急激な増減をコントロールして改善することが、糖尿病の
発症と病状を左右する大きな要因になっているのです。
糖質制限食を実践していくということはどうゆうことなのか?
上記でも述べましたがここでは少しわかりやすく流れを見ていきましょう。
まずは食事や飲み物を摂取した場合、以下のようなことが起きます。
上記の流れで体脂肪率が上がるとどうなるかと言えば、もちろん太ります。
ただ、それだけではなく、インスリン抵抗性(インスリンの効き目を示すもの)が
変化してしまうのです。
インスリンの効き目が悪くなると、糖尿病は悪化してしまいます。
悪化を避けるためにも、体脂肪率は抑えなくてはならないのです。
血糖値の上昇を避け、インスリンの効き目を維持または改善して、体脂肪率を
上げない身体を維持するためにも、糖質の摂取量を制限しようという考え方に
なるわけです。
ここでよく聞く糖質オフダイエットのお話を例に挙げてみます。
一見、ごはんなどの主食を抜いて、他のものを気にせずなんでも食べられる
という印象ですよね。
でもちょっと待ってください。
すでに糖尿病の方にとっては、偏った食事は結構危険な事態を招くものです。
栄養バランスがうまくとれない上に、適量の糖質を摂らないと、人間の身体は
エネルギーを発揮することができないのです。
糖質を極端に抑えるのは、健康な方がダイエット目的でチャレンジする場合に
有効な方法であるとは思いますが、糖尿病の方にとっては必ずしも良い結果を
生むと断言できるものとは言い切れないと思うのです。
糖質を極端に抑えると、身体がエネルギーを求めて、少量の糖質摂取の中から
最大限にエネルギーを取り込もうとしてしまいます(血糖値が上がりやすい)。
だから、糖質さえ摂らなければいいんでしょ?的な考え方で実践してしまうと、
かえって危険、ということになるわけです。
糖尿病を発症している場合に、どうして糖質制限食を試してみたい方は、
絶対に事前に医師に相談して、了承を得たうえで取り入れることをおすすめします。
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