スポンサードリンク
初期症状と血液検査から糖尿病と診断されると、食事を見直す
食事療法の指導が始まります。
食事療法が始まると、1日あたりの摂取カロリーを制限して、
患者さん個人に合った適正エネルギー量という値を計算します。
そこで、この適正エネルギー量の計算の仕方を紹介してみます。
糖尿病 食事 カロリー【適正エネルギー量】計算方法
では、順を追って計算方法を見ていきましょう。
① 標準体重の計算
標準体重 = 身長(m) × 身長(m) × 22
② 活動度を決める
活動度は以下の表から患者さん個人に合ったものを選びます。
活動度 | 分類 | 活動状況 |
---|
25 | 軽労働 | 運動、買い物など1時間程度の歩行と軽い手作業、 家事などによる立ち仕事程度の他は 大部分座って事務、勉強、談話などをしている |
30 | 中労働 | 通勤、買い物の他、仕事などで2時間程度の歩行と 事務、読書、談話などの座ってする作業、機械操作、 接客、家事などによる立ち仕事が多い場合 |
35 【状況によっては それ以上】 | 重労働 | 農耕、漁業、建築などで立ったり、座ったり、歩いたりし、 そのほか1日のうち1時間程度は重い筋作業に従事している場合 |
③ 適正エネルギー量の計算
適正エネルギー量(1日分) = 標準体重 × 活動度
以上①~③の手順で計算されます。
【例題】
では身長が、175cm 活動度が、”軽労働”の方の場合を例にして
計算してみようと思います。
① 標準体重 = 1.75 × 1.75 × 22 = 67.375 kg
② 活動度 = 軽労働 = 25
③ 適正エネルギー量(1日分) = 67.375 × 25 = 1684.375 kcal
ということになりますね。
このようにして求めた患者さん個人個人の適正エネルギー量と、
個人個人の病状から総合的に判断された制限カロリーの値を
医師から指導されるわけです。
そしてこの適正エネルギー量を守った内容で、今度は栄養素ごとに
そのカロリーを分配していくことになります。
【関連記事】
糖尿病 初期症状 食事 改善に関する記事まとめ
糖尿病 初期症状 食事 単位
糖尿病 初期症状 食事 メニュー
糖尿病 初期症状 食事 工夫
スポンサードリンク
nice!(1)
コメント(0)
トラックバック(0)
[編集]
共通テーマ:健康
コメント 0