糖尿病と診断されると、基本的には、食事療法・運動療法・薬物療法の
3種類の治療方法を組み合わせて治療が行われることになります。
ここでは、それら糖尿病の治療を受ける際の治療の指針ともいえる、治療の
捉え方などについて触れてみます。
まず糖尿病を治療していくうえで、患者さんにはぜひお勧めしたいことがあります。
この3つです。
これはもちろん患者さん本人がしっかりと意識を持って治療に臨むことが
一番大事なことです。
でも、実はこれは、同居する家族の方、共に生活している方にとってもかなり
重要な意識になります。
糖尿病の治療というのは、かなりの長丁場になることなので、周囲の方の配慮が
どうしても必要になってくることも避けられないからです。
患者さん本人がせっかく知識と意識を併せ持ったとしても、周囲の方の知識や意識が
足りないと、患者さん本人にも何かしらの影響が出てしまうことも多いのです。
人間は感情を持った生き物なので、ほんのちょっとしたきっかけで“まぁいいや”とか、
“これぐらいなら…”といった感情に流されてしまうことがありがちです。
これは生きている限りどうしようもない感情ですし、それはダメだ!と言ったら抑えられる
ような感情だとは言い切れません。
ここで大事になってくるのは、糖尿病の治療にとって大敵となる“欲求”というものに
どう向き合っていくのかです。
例を挙げればきりがありませんが、2型糖尿病で生活習慣が原因になって発症した方などは
これらの積み重ねが原因になっていることも多いのです。
治療の最初のうちには、比較的簡単に完璧に食事や運動の管理することができるでしょう。
問題は、この管理を継続していくことが難しいことにあります。
では、どう向き合うのか?
まさにこんなときに力になれるのが、周囲の方です。
スパルタ教育的に激しく注意するのがいいのか、優しくうまく揶揄するのがいいのかは、
患者さんの性格にもよることかとは思いますが、患者さんのキャラクターに合った方法で
脇道にそれそうになったときのフォローをしてあげることができるからです。
その役目は、ご夫婦関係の方や親やお子さんかもしれませんし、病院のスタッフかもしれません。
患者さん本人も、周囲の方の言葉を真摯に受け止めることが大事です。
このような協力関係をうまくストレスなく続けていく何かしらのコツをつかむことが、
治療を継続していく大きな原動力になるのではないでしょうか?
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